吾輩達は、良くこんな言葉を耳にします。
お金持ちは、質素で倹約家なのです。
だから、お金持ちになるのですと…
あなた様も投資家で大富豪のウォーレン・バフェット氏をご存知かもしれません。
バフェット氏は、米国の経済誌フォーブスの長者番付フォーブス400の常連で、2008年にはランク1位にもなった世界の大富豪です。
そんなバフェット氏は、とにかく“質素で倹約家”ということでも大変有名なのですにゃ🐈
飾るところが全くなく、コカコーラを愛していて、ハムサンドイッチなら2カ月朝食に出されても大歓迎というバフェット氏。
「僕は、同じものを食べ続けるのが好きなんだ」と平然と話す、そんなバフェット氏の質素倹約を学んでみたいと思います。
■「バフェット氏」初めての投資は?

まずは、桑原晃弥 著「ウォーレン・バフェット賢者の教え」から1頁を紹介します。
ウォーレン・バフェット(以下バフェット)が初めて株を買ったのは1941年、11歳の時だ。姉のドリス・バフェットと一緒に、38ドルの株を3株ずつ。144ドルの投資だった。株のことはわかっていなかったが、証券会社を経営する父親のハワード・バフェットが長年顧客に推薦してきた銘柄だった。
だが、ほどなく株価が27ドルに下がる。ドリスに文句を言われたバフェットは責任を感じ、株価が40ドルに回復した時に売却、6ドルほどの利益を手にした。
しかし、株価は長期的には200ドルを超えるほど上がっていく。持っていれば500ドル近い利益を得られたことになる。バフェットは、買った時の株価にこだわったり、株価の変動にあわてたりして小さな売却益を得ようとしてはいけないという教訓を得た。
驚くのは、投資資金が、バフェットが自分で働いて稼いだお金だったことだ。6歳の時には近所の家を回ってチューインガムを売った。家族で旅行したアイオワでは、コーラ6缶を25セントで買い、湖で1缶5セントで売る。普通は遊んでいる年頃に、祖父の雑貨屋で仕入れたソーダを一軒一軒訪問販売したりしている。
こうした小さなビジネスで5年間に120ドルのお金を貯め、それが最近の株式投資の資金になった。
なんという事でしょう!
バフェット氏の初めての「投資」は11歳で、しかも自分でコツコツ貯めたお金を投資していたのです。
吾輩がバフェット氏を知ることとなったのは、26歳くらいの時に海外の国債をありったけの貯金で買った頃でした。
その当時の吾輩は、とにかく早く労働者を卒業する為に、小さな木造2階建の風呂なし、トイレ共同のアパートに住み続け、コツコツと貯金に励んでおりました。
その為の近道となる「質素倹約」をするには、多くのお金持ちを参考にしたらいいのでは?と思ったからです。
その多くのお金持ちの一人「バフェット氏」の習慣的な質素倹約を見てみましょう。
■バフェット式倹約とは?
■バフェット氏は、贅沢とは無縁である。(見栄を張らない)
家は60年くらい前に3万ドルほどで買った家に、今も変わらず住み続けています。
服は擦り切れても着る徹底ぶり。60歳を過ぎてからは、良い生地のスーツを着るようになりましたが「私が着るとしみったれて見える」と自虐ネタにするくらいです。
チェリーコークとハンバーガーが大好きなバフェット氏は、吾輩たちが考える(想像する)お金持ちとは、まるで逆な生活を送っているのですにゃ🐈
好きなことをしてお金を稼いで、そして好きな本を読む。
バフェット氏の生活はとてもシンプルだったんです。
■とにかく「小さなお金」を大事にしている。
バフェット氏がエレベーターの中で、1セント硬貨を見つけ拾い上げるエピソードがあります。
他の重役達が誰も気にも留めない1セント硬貨を、バフェット氏は見逃さないんです。
バフェット氏が、しゃがんでその1セント硬貨を拾うと、まわりの重役達は「大富豪がそんなものを拾うとは…。」と驚きます。
するとバフェット氏は意気揚々とこう言うのです。
「次の10億ドルへの第一歩だよ!」と。
バフェット氏は、お金を今の価値ではなく「これを投資したら?」といつだって将来の価値で見ているのです。
■バフェット氏が質素倹約するのは、自立出来るから。
お金があれば、人として自立出来て、自分の好きなこと、やりたいことが出来る。
必要なものが買えなかったり、嫌々働かされることもない。
だから「贅沢なんてもったいない」と言うのです。
■使うお金は、入るお金より少なく。借金はつくらない。
これは、バフェット氏が大富豪だから出来ることではないのですにゃ🐈
バフェット氏が子供時代から守ってきたモットーだと言えるのではないでしょうか。
1万ドルしか手元にない時から、守られてきたルールなのですにゃ🐈
■バフェット氏が賢者と言われる理由

バフェット氏は、世界の大富豪であると同時に慈善事業家としても有名です。
吾輩たちには想像もつかないくらいの多額を寄付しています。
これについて批判的な意見もチラホラ見かけますが、「お金をより良いことに使う」「必要なところに使う」ことをバフェット氏が幼い頃からの経験でわかっているからなのだと思います。
気取らず飾らない、質素で倹約家のバフェット氏がたくさんの人々から愛され尊崇されるのは、彼の人柄と誠実さ、生き方そのものに好感が持てるからなのかもしれませんね。
そんなバフェット氏の「知恵や生き方」を、吾輩たちも自分の生活に、是非とも活かしていきたいですにゃ🐈
■バフェット氏は、贅沢とは無縁だった。(見栄を張らない)
■小さなお金を大事にした
■質素倹約は自立の為にする
■使うお金は入るお金より少なく借金をつくらない
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