「相手に恥をかかせない」という作法があります。
日本ならではの作法のように思いますが、吾輩が以前中華圏に滞在していた時「中国人」はとにかく面子を大事にしていると聞きました。「人前で恥をかくということが、とにかく嫌いなんだ」というのです。
また、ドイツ人である「ニーチェ」もこんな言葉を残しています。
「相手に恥をかかせない」という行為は、以前吾輩が記事にした相手に花を持たせるや相手に逃げ道を作る ことと同じようにたいへん奥深くて、頭の下がる行為だと思います。
■相手に恥をかかせないことの重要性
なぜ、相手に恥をかかせないことがこんなにも重要なのでしょうか?
なぜなら
■とにかく、相手を傷つけてしまう行為だから。
■もし人前で赤恥をかいたなら、余程の「寛大で器が大きな人」でない限りは、いつまでも心に残り続けるほどの「憎しみ」や「怒り」「悲しみ」を与えてしまうから。
■相手に恥をかかせてしまうと、その相手から「心からの信頼」を取り戻すことはできないから。
■最悪な場合、恥をかかせた相手からの反発、復讐があっても不思議ではないから。
逆に相手に配慮して「恥をかかせない」ことをわきまえていると…
■たいへん信頼されるのではないでしょうか?
■人間関係をもスムーズに出来るのではないでしょうか?
■人としての器を広げることもできるかもしれません。
■そして、その配慮が思いやりに変わるのではないでしょうか?
「恥をかかせない」ことは、思慮深く、究極の思いやりだと言えるのですにゃ🐈
人間関係は、常に「信頼」と関係があります。
もし、うっかりにでも「相手に恥をかかせてしまったら、心からの信頼は失ってしまう」と言っても言い過ぎではないと思います。
生きていく上で重要な「相手に恥をかかせないこと」は、思いやり、配慮であり、礼儀であると言えるのかもしれませんにゃ🐈
「相手に恥をかかせない」ことは、世界共通のマナーなのかもしれません。
新しく「恥」をテーマに記事を書きました。今度は、自分自身が恥をかくことの重要性についてです。