「人間関係に疲れた…」
「人間関係がうまくいかない」
そんな悩みがある時、仕事や学校に行くのも嫌になってしまうこともあるかもしれません。
もし、考え方を変えるだけで「人間関係が楽になる」としたら、どんなにいいだろうと思いますよね。
人間関係に疲れて、うまくいかない時…
吾輩たちは
コミュニケーション能力が足りないのだろうか?
或いは
協調性がないのだろうか?
と考えてしまいがちです。
けれども、コミュニケーション能力に長けて(たけて)いても、協調性があっても、うまくいかない時は、うまくいかないものなのです。
「自分のどこがダメなんだろう?」と悩んでも、その答えを外側に求めても、答えは見つからないのかもしれません。
人間関係を楽にする為に、吾輩たちはどんな風に考えればいいのでしょうか?
吾輩たちを悩ませる「人間関係」について考えて見ましょう。
■人間関係が楽になる方法

吾輩も若い頃から、この「人間関係」という問題さえ常にクリアー出来たなら、「人生はそんなに辛いものにはならないんじゃないか?」と思っていました。
どうすればこの問題をクリアー出来るのか?
世の中には、色々なタイプの人間がいるものですし…
例えば、不意に「攻撃的なタイプの人」と出会ってしまったら、それが学校や職場で毎日顔を突き合わせる相手だったら、どんな対応をすればいいのでしょうか?
その頃の吾輩は、もちろんアドラー心理学などは知る由もなく、ただ、生きて行く上で1番難しいことは、多分「人間関係」だろうなぁと、ぼんやりと思っていました。
風に揺れる柳の木の下で、水面にキラキラ光る木漏れ日を眺めながら、思いついたのは、「柳戦法」でした。
その当時の吾輩にとって「柳戦法」は、かなり画期的なものでした。
柳のように、しなやかになれば例えどんな相手であっても、上手く世の中を渡っていけると考えたのです。
けれども、「柳戦法」はそんなに簡単ではありませんでした。
もちろん、「柳のようなしなやかさ」を持つことは、折れてしまうことがないし、心の余裕にも繋がり、「心強い味方」ではあります。
「受け流す、受け流す、受け流す」と嫌なことも、なんであっても受け流す。これが結構難しいのです。
難易度の高い攻撃的な相手だった場合なんかだと、落ち込んだり、凹むこともあります。
■深刻にならない

もし、あなた様が人間関係に悩んだ時、決して「深刻」にならないでほしいのです。
相手から何か攻撃的なことを言われたり、何か批判的なことを言われても、あまり真面目に受け止めないでほしいのです。
その言葉の中にある、必要なところだけ理解して、感情的だったり、理不尽だったりすることは流してしまいましょう。
その人が、攻撃的なことを言うのは別にあなた様のせいではありません。
攻撃的な言葉の裏には、様々な理由が隠れていると吾輩は思うのです。
悪口を言う人の心理に似ています。
関連→悪口を言われる理由!悪口を言われるくらいがちょうどいい⁈
■人間関係が楽になる方法とは?

それから、月日は流れてたくさんの人と出会ったり、別れたり、たくさんの本を読んだり、色々な感情を経験する中で、もっと簡単でシンプルな方法があることがわかりました。
それは、“人は誰一人として、同じ人はいない”ということでした。
一人ひとりが違うことをただ認めて、受け入れることだったんです。
当たり前のことなのですが、吾輩たちが人間関係に悩むのは、その当たり前のことを忘れて「お互いに違うこと」を認められないからだと思うのです。
吾輩たちは、一人ひとりがまるで違う人間なんです。
価値観、好み、正義、道徳観、ペース、全部違うんです。
違うことは当たり前なのに、
違うことで悩む。
私はこう思うのに、あの人は違う。
私は早いけど、あの人は遅い。
もし、吾輩たちがみんな違う個性や価値観、ペースがあることを認めて、それを受け入れるならば、人間関係の悩みはどんどん小さくなって、最後には消えてなくなるんじゃないか?と思うのです。
いつも不機嫌なあの人も、
いつも批判するあの人も、
いつもせっかちなあの人も、
いつものんびりなあの人も、
いつも生真面目なあの人も、
つい見栄を張るあの人も、
それが、全てではなく「あの人の一部分」であることをただ認めるのです。
あなた様の価値観と合わないことを、嘆かなくてもいいのです。
色々な人がいることを、ただ認めて、楽しめばいいのですにゃ🐈
忘れてはいけないことは、あなた様が見ている「あの人」はあの人一部分であるということです。
吾輩たちが暮らしている地球には、人間だけではなくて、本当に様々な動植物や自然と共存していますよね。
人間もその自然の一部でもあるし、また一人ひとり個性を持った唯一無二の存在でもあります。
花や動物と同じように、吾輩たち一人ひとりは、誰一人として同じ人間はいないのですにゃ🐈
これは、本当に当たり前のことなのですが、吾輩たちはそのことをすっかり忘れて、自分と違う相手を認められず、悩んでしまうのです。
どんなタイプの人であっても、それがその人の個性であることを認めるだけで、随分と心が軽くなるように思います。
そして、自分も同じように唯一無二の存在であることを忘れてはいけないのですにゃ🐈

「人間関係に悩む」のをやめて、「様々な人間模様を楽しもう」と思えば、更に心が軽くなると思います。
毎日、繰り広げられるドラマを面白いと捉えると「今日はどんなドラマを見られるんだろう?」とちょっと楽しみにさえなってきます。
相手を「認める」ことは、はじめは難しく感じるかもしれません。
その前に、まずは自分自身を「認めること」が重要です。
認めるというのは、自分自身に長所と短所があることを認めることなのですにゃ🐈
自分の「良いところ」と「悪いところ」がわかること。悪いところは、決してダメなことではありません。
人生は表裏一体の記事でも紹介しましたが、吾輩たちは「良いところと悪いところ」がワンセットなんです。
それがわかる時、相手も同じように「良いところと悪いところ」がワンセットなんだと理解できるようになるのですにゃ🐈
みんなそれぞれに違った価値観や長所、短所があります。
違うことを嘆かなくていいんです。
違うことで対立しなくてもいいんです。
なぜなら、違うからこそおもしろく、更にお互いを補うこともできるからです。
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