何かをきっかけに「お金がないどうしよう…」と悩んでしまう。
夜も眠れないくらいの不安な気持ちでいっぱいになってしまう。
生きていると、そんなお金のピンチに陥ってしまうこともあるかもしれません。
ずっと順調だった人でも、時代の移り変わりによって仕事を失くしてしまったり、不慮の事故や病気、離婚や介護、様々な原因によって、ピンチに陥ってしまうこともあります。
自分には関係ないと思っていても、絶対に「お金のピンチが訪れない」とは限らないのです。
そんなピンチに陥ってしまった時には、どうしても自分を責めてしまったり、その原因を作った相手を責めてしまったり、日々不安で気が休まらないかもしれません。
誰にでもピンチに陥る可能性があるのです。
けれども、ピンチの時にこそ、自分を変えるチャンスだと捉えて、一つ一つ問題を解決していきましょう。
なぜなら、■チャンスはピンチの顔をしてやってくるからですにゃ🐈
「お金がない」という悩みは、生きて行く為に必要な衣食住を脅かし、生きる為の欲求を困難にしてしまう恐れがあります。
■承認欲求「認められたい 心理」でも紹介しましたが、人には段階的に5つの欲求があるんです。
マズローの欲求5段階説
詳しくは、承認欲求「認められたい心理」に書きましたので省きます。
お金があるから幸せになるとは限りませんが、お金がないと生きていけません。
その為には、ある程度の収入が必要になってきます。
当たり前のことですが
■収入より少なく使えば→お金が手元に残ります。
■収入と同じだけ使えば→お金は全く残りません。
■収入より多く使えば→お金が残らないばかりか借金が残ります。
でも、生きていると色々な事情の為に、やむを得ず「借金」をしなければならないということもあるかもしれません。
気軽に少しの間だけ借りようと思っていたのに…
出費が重なったりして悪循環から抜け出せなくなっていることもあるかもしれません。
そんな悩みをずっと抱えていては、精神的にも肉体的にも辛い時間を過ごしてしまいます。
その悪循環から抜け出すには、少しづつ立て直す必要があります。
お金のピンチを乗り切って、ピンチから脱出する方法を紹介します。
■お金がない時の乗り切り方
■収入がない(収入が少ない)時の対処法

1.収入がなく、家賃や光熱費も払えない場合
直ぐに役所に行って相談してください。
どうしても働くことが出来ない時は、止むを得ず「生活保護」を申請して、一時的なお金を自治体から借りることができる制度「生活福祉資金貸付制度」を申請することも出来ます。
生活福祉資金貸付制度とは、自治体が一定の条件を満たす人にお金を貸付ける制度です。
窓口は市区町村の社会福祉協議会が担当しています。
何かの事情でどうしても収入がない(収入が少ない)時は、生活保護の申請も視野に入れて、まずは、市区町村の福祉事務所に行って相談、申請をしましょう。
もし、病気などで動けない時は電話で相談することも出来ます。
本当に困った時には“頼る勇気”を持つことも必要な時があるのです。
2.収入が減ってしまい、公共料金や年金、保険料などを支払うのが困難な時
まずは連絡を入れることです。
支払いの延期が出来ないか?
或いは分割が出来ないか?相談してください。
公共料金の場合は更に延期することが難しいケースが多いのに対し、国民年金や国民健康保険の場合は可能なようです。
公共料金は支払い期限を過ぎても、直ぐに止められることはありません。
■電気代について
東京電力の場合→検針日の翌日から数えて50日目まで支払いが可能です。
50日を過ぎても、支払いがない時に電力会社から電気がストップする5日前に予告状が届きます。
どこの電力会社でも検針日の翌日から50日〜70日(地域によって条件が変わります)を過ぎたら電気がストップしてしまいます。
■ガス代について
東京ガスの場合→支払い期限は検針日の翌日から30日目まです。
その他の地域のガス会社についても、検診日の翌日から30日目に設定している会社が多いです。
いつガスを止められるのか?
検針日から数えて50日後、支払期限から数えると20日後を目処にガスの閉栓作業に入る会社が多いようです。
■水道代について
水道局から送られてくる「納入通知書」の納付期限までに支払いがない場合は、
催促状 → 勧告状(地域によってない場合があります)→給水停止予告書の順に催促の書類が届きます。
そして最終的に、「給水停止予告書」に記載された期限までに支払いが確認できないと、やむを得ず給水停止となります。
つまり、水道が止められてしまいます。
「納入通知書」の納付期限までに支払いがないからといって、すぐに止められてしまうわけではないのですにゃ🐈
■国民年金については、免除の手続きが出来ます。
■国民健康保険料についても、減免申請(各自治体によって条件は変わります)或いは分割が出来ます。
どちらにしても、まずは自治体(役所)に行って相談することが一番です。
今の状況を、自分で整理して(ノートなどに書き出して整理)勇気を出して相談して見てください。
毎日思い悩むことで、心身共に大きな負担がかかってしまいますので。
それよりも、勇気を出して相談してみると、ずいぶん気持ちが楽になると思うからです。
どうしても、支払えない時には役所に行って、「生活福祉資金貸付制度」という一時的なお金を借りることができる制度に頼ることを考えてください。
※「生活福祉資金貸付制度」については、たくさんのサイトで紹介されています。
■借金の返済が苦しい時
もし、どうしても借金の返済が苦しい、キャッシングを繰り返してしまい悪循環から抜けられない時には、まず弁護士に相談することが有効です。
滞納が続くことで、更に悪循環に陥って、不利な条件に追い込まれてしまうからです。
勇気を出して、専門家の無料相談窓口を利用してみましょう。
一人で悩むよりもその道の専門家に頼ることで、より良い解決法を提案してくれると思うからです。
■固定費の見直し
もし、わずかに余裕がある時には「自分の収入(入ってくるお金)と支出(出ていくお金)を紙に全部書き出してみましょう。
「お金がない」という悩みを解消する為には、自分のお金の流れを知らなくては「お金がどこに消えたのか」がわかりませんので。
全部、書き出して一番大きく出て行くお金は何かを再確認するのです。
多くの人は、家賃や住宅ローンが一番大きく出て行く支出だと思います。
■賃貸の場合
家賃が安いところに引越すことで、固定費を減らすことが出来ます。
一人暮らしなら、シェアハウスや風呂なしアパートにすれば大きく固定費を減らすことが出来るでしょう。
資金礼金なしの物件やシェアハウスなら家具家電付きなので、引越しの為に大きなお金がかかりません。
吾輩は、学生時代から20代の後半までは、風呂なしアパートに住んでいました。海外に行く為の資金や、投資する為の資金を作りたかったらです。
シェアハウスは、海外に行っている時に1度、日本に帰国した時にも1度住んでいました。
家具や家電を買い揃える必要がなく、布団と自分にとって必要なものだけで直ぐに生活ができるのでおすすめです。
また、断捨離などで、物を売って引越し資金を作ることも可能です。
物を減らせば、引越しも自分で出来るかもしれません。
けれども、物件選びには慎重にならなければなりませんにゃ🐈
壁が薄くて騒音に悩まされたり、ワケあり物件も紛れ込んでいるので、本当に良い物件が出るまで待つ方が良いと思います。
固定費を1万円減らすことで、年間12万円、2万円なら年間24万円を貯蓄や他のことに使えます。
お金に余裕を持つことで、自分がやりたいことが出来たり、将来好きなことを仕事にしたい時の資金にも出来るからです。
■住宅ローンがある場合
念願のマイホームを手に入れたけど、住宅ローンの返済が家計を圧迫し過ぎている場合は、まずは収入を増やすことと、支出を減らすことを考えなければなりません。
また、より低い金利のローンに借り換えをすることも出来ます。
その為には、ローン借り換えのメリットとデメリットがあることを把握する必要があるでしょう。
或いは、最終手段として「売る」ことも視野に入れておいた方がいいかもしれません。
もし、ローンの返済が滞り払えないとなった時に「競売」に掛けられてしまうのを防ぐ為にです。
「競売」では買い叩かれてしまい、大きな損失を出してしまうからです。
一番いいのは、せっかく買った“マイホーム”を大事にしてローンを無事返済することですよね。
でも、もしそのローン返済が家計を圧迫して、苦しい状況が続くのなら、手放して「ミニマムな暮らし」をする選択もあることを忘れないでくださいにゃ🐈
■収入を増やす
もし、あなた様が身体は元気なのであれば、お金の悩みを解決する為に、収入を増やすことを考えなければなりません。
■自分が持っている物を売る
今は、スマートフォンのアプリでもフリマのように自分の持ち物を売ることができる時代です。
或いは、リサイクルショップに持ち込みで売ってもいいですね。
■何かを作って売る

■短期のアルバイトをする
短期のアルバイトも1日だけのものもあれば、1週間や10日、1カ月のものもあります。
■住み込みの仕事をする
住み込みの仕事も色々あります。
特にリゾートバイトという主にホテルや温泉旅館の寮付きの仕事がたくさんあります。
食事も付いているところも多いので、資金を作りたい人におすすめです。
体力に自信がある人や、旅行が好きな人、夏休みや冬休みを利用できる学生さんにもおすすめだと思います。
何と言っても、住むところの心配がいらないというメリットがあります。
吾輩も海外から帰国した時にお世話になりました。
全国のリゾート地で募集しているので、自分が行きたい場所を決めてもいいですし、とにかくお給料がいいところ、寮は個室がいいなど、自分の条件に合う仕事が見つけやすいですよ。
■寮・食費無料!住み込みでバイトするならリゾートバイト.com!

■副業をする
副業にも色々とあります。
今は、ネット副業もありますので体力のない人や事情があって家を離れられない人にも出来るのでおすすめです。
■投資をする
投資は、株やFX、不動産投資などがあります。
けれども、生活費や借金してまで投資することはおすすめ出来ません。
投資は、余裕のあるお金で長い目で投資しなければ、目先の利益や損失に振り回されてしまうからです。
■生活水準を下げる(質素倹約)

生活水準を下げることで、惨めだとか、つまらないと思ってはいけません。
日々の暮らしの風通しを良くすること、つまり断捨離やミニマリストに学ぶことで「お金がかからない生活」が手に入ると思うからです。
今は、断捨離やミニマムな暮らしを多くのマスメディアで紹介していますので、情報を集めることは簡単ですよね。
「お金のかからない暮らし」が身につくことで、色々なピンチの時に柔軟に対応することが出来るのですにゃ🐈
「お金のかからない暮らし」をする為に生きているわけではありませんが、普段の生活をギュッとコンパクトにすることで、フットワークを軽くすることも出来る上に、金銭的な余裕に繋がります。
金銭的に少しでも余裕が出来ることは、お金の心配がない暮らしとなり、“心の余裕”に繋がるんです。
心や気持ちに余裕があると、物事に対してより寛大に受け止めることができるようにもなります。
逆に生活水準が高いと表面的には華やかですが、身の丈に合っていない場合には、その生活水準を維持する為にあくせくと働き続けることになります。
生活水準を下げること、つまり今の自分の収入より少ない支出で暮らすにはどんな手段があるか?を探せばいいのですにゃ🐈
■ノートに書き出す

今の経済状況を、是非ともノートや紙に全部書き出してみてください。
例えば…
■収入→〇〇円 ・増やせないか検討
・売れるものはないか?
・副業はできないか?
・短期バイトはできないか?
・転職は可能か?
・住み込みや寮がある仕事はないか?
■支出→〇〇円
・減らせないか検討
・特に固定費を減らせないか検討
・家賃は思い切って安いところに引越せないか?
・ルームシェアはできないか?
・シェアハウスに入れないか?
・通信費を安くできないか?
・車を売って自転車にできないか?
・保険の保障が二重になっていないか?
■借金→〇〇円
・借金がいくらあるのか?
・借金は何社あるのか?
・借金をまとめられないか弁護士と相談など
固定費
■家賃 或いは住宅ローン
■光熱費
■通信費
■自動車
■保険
■教育費
変動費
■食費
■交通費
■交際費
■雑費
■被服費
■美容費
特に毎月支払う固定費を下げることに着目してみてくださいにゃ🐈
家賃を抑えることができれば、かなりお金に余裕ができます。
実際に、吾輩も20代の頃は家賃2万円に抑えることで、毎月の支出が減り貯金に回すことができました。
自分の経済状況を明確に把握して、一つずつお金がないから、お金を残す方法に向き合ってみるのです。
■おわりに
もし、あなた様がお金の悩みに陥った時には、どうか一人で悩まないでください。
誰にでもピンチに陥ることがあります。
本当に困った時は、早目に自治体や専門家に相談することで、一つ一つ問題をクリアしていきましょう。
お金のかからない暮らしは、ただ節約する為の暮らし方ではありません。
本当の目的はゆとりを持つことなのです。
その為には、自分の生活にシンプルなテーマを決めることで、楽しみながら慎ましく暮らす方法も有効だと思います。
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