夢を叶えたい…
成功したい…
変わりたいけど変われない…
人生を変えたい…
そんな時に、是非とも手にとって欲しい本があります。
「夢をかなえるゾウ」水野敬也/飛鳥新社。
2008年にベストセラーとなり、テレビドラマにもなったことから、読んだことがある人も多かもしれませんにゃ🐈
もし、あなた様がまだ読んでいないなら本屋さんに行って、或いは図書館に行って、一度は読んで欲しい本です!
「これは、ちょっぴり不思議なお話しである」とはじまるこの本は、関西弁でインチキっぽいゾウの姿をした神さまガネーシャと僕(サラリーマン)のストーリー。
「おい、起きろや」という聞きなれない声に目を覚ました僕。
眠気で重いまぶたを持ち上げると眼球が飛び出すかと思うほどの衝撃を受けることになってしまう。
なんだコイツは⁈
枕元になんか変なのがいる。
「お前、だれ?」と大胆に尋ねて見た。
「だれやあらへんがな。ガネーシャやがな」
ゾウの姿をしたインドの神さまガネーシャと変わりたいけど変われない、成功したいと望む僕との出会いのシーン。
関西弁を話す神さまガネーシャの奇抜なキャラが傑作で、なんといってもとにかく面白いのです。
この不思議な物語に惹きつけられて、一気に読んでしまう。そしてガネーシャに会いたくなる度に何度も読みたくなる本です。
ガネーシャから与えられた課題を僕が実践しながら成長していく物語りには、数々の偉人たちのエピソードが散りばめられています。
僕が課題を一つひとつ実践していく中で、自分のライフスタイルを見つめ直し、「自分だけの道を歩くためには?」と模索する姿に「自分もさっそくはじめなければ!」と行動してみたくなる、いや、行動ぜすにはいられないかもしれませんにゃ🐈
ガネーシャからの課題は、誰でもやろうと思えば出来ることばかりです。けれども、実際に行動し更にコツコツと続けていくことがなかなか出来ないのかもしれません。
■夢を叶える方法!ガネーシャからの課題

■靴をみがく
ガネーシャから僕への最初の課題は靴磨きだった。
ワクワクしながらガネーシャの教えを聞きたいと思っていた僕に、ガネーシャはたった一言「靴みがけや」と言い放った。
まさか今のが教え⁈
そんなことが成功するための教えだとは思えない僕にガネーシャはこう言ってきた。
「成功しない為の一番重要な要素はな、『人の言うことを聞かない』や。そんなもん、当たり前やろ。成功するような自分に変わりたいと思とって、でも今までずっと変われへんかったちゅうことは、それはつまり、『自分の考え方にしがみついとる』ちゅうことやんか」
「自分が成功でけへんのはなぁ……今さっき『靴磨きして意味あるの?』と考えた、まさにその考え方にすべての原因があるんやで」
■コンビニでお釣りを募金する
募金についてもそんなに難しいことではないけれど、ついつい後回しになっているかもしれませんにゃ🐈
では何故募金することが成功に繋がるのでしょうか?
世界の大富豪になった多くの人は、特に募金や寄付をすることが習慣ですよね。
しかも、喜んで寄付をする。
何故なら、「人に喜ばれること」それこそが成功に不可欠なことだからなのですにゃ🐈
「ロックフェラーくんはな、スタンダード・オイル社ちゅう会社作った石油っ子なんや。まあ、ゆうたら億万長者や。
中略
昔からずうっと欠かさずやってた習慣があるんや。それが、寄付なんや。
ガネーシャの話しに、僕は素直な質問をした。
「でも、なぜ寄付することが成功につながるんでしょうか?正直、わかりません」
ガネーシャの答えは…
「ええか?お金いうんはな、人を喜ばせて、幸せにした分だけもらうんや。せやからお金持ちに『なる』んは、みんなをめっちゃ喜ばせたいて思てるやつやねん。でも、お金持ちに『なりたい』やつは、やれ車が欲しいやの、うまいもんが食べたいやの、自分を喜ばせることばっかり考えとるやろ。……まあ、そういう欲が悪いゆうわけやないで。人間は自分の欲に従うて生きるしかないからな。最初はそういう、自分を喜ばせる欲をエネルギーにして進んでもええ。でもな……」
ガネーシャは続けた。
「世の中の人を喜ばせたいちゅう気持ちを素直に大きくしていくことが大事やねん。そやから寄付すんねん。自分はとにかく人を喜ばせたいし、助けたい。そういう人間になることや」
僕は「偽善者にならないか」と言い返したが、「せやから自分は三流なんや」とガネーシャに言われてしまった…
募金や寄付をする時、吾輩たちはなんだかくすぐったいような、僕がいうように「偽善者」のような気持ちを抱いてしまうこともあるかもしれませんにゃ🐈
それは、多分見返りを求めたり、いい人ぶっているように見られたくないという思いがあるからかもしれません。
でも、もし吾輩たちがまだ見ぬ人に対して、少ないながらも喜んでもらえることが自分の喜びになるとしたら、もっと素直な気持ちから募金や寄付をすることができるようにも思えますにゃ🐈
■最後の課題
■自分のやりたいことは何か?
最後の課題に入る前にガネーシャは僕に「自分の『やりたいこと』って何や?」「もうこれだけは絶対に死ぬまでやらなあかん、自分はそれをやるために生まれてきたんやて心から思えること。それは何や?」と聞いた。
でも、僕はやりたいことをずっと前から考えてきたにもかかわらず、まだ答えを見つけられていなかったんです。
多くの人が、僕と同じようにやりたいこと、死ぬまでに絶対やっておきたいことを考えているのに見つけられていないのかもしれません。
「そうや。やりたいことを見つけるために一番やったらあかん方法、それはな……『考える』ことや。机に向かってうんうん唸っとったり、自分のやりたいことってなんやろうて漠然と考えたりしとったら、何も分からん。分からんどころかよけい迷うことになるで」
「ええか?大事なことやから繰り返し言うで。やりたいこと見つけるための方法は一つだけや。それは『体感』することや」
ガネーシャは、実際にやってみて全身で感じること。それ以外の方法で「やりたいこと」は見つけられないと言います。
一番やるべきなのは、やらずに後悔していることなんだと…
そして、「そのやらずに後悔していることを今日やるんや」と…
■やらずに後悔していることをやる
やりたいのにやらなかったこと、それは人それぞれに色々な理由があるかもしれませんにゃ🐈
吾輩たちは、本当はやりたいことをやる人生がどんなに幸せであるかということを良く知っています。
けれども、世間体や収入、色々な事情や不安要素があって思い切れないのかもしれません。
人の生き方に絶対こうでなければならないことは一つもないので、どんな人生を歩いても自由なんです。
でも、もし「やりたいをやる人生にしたい」そんな思いがあるのなら、世間体や収入や不安を捨てなければならないのかもしれませんにゃ🐈
変えるなら「今」や、「今一歩踏み出さんと」というガネーシャの力強い言葉に背中を押してもらってはじめるのも、ひとつのタイミングかもしれません。
何がやりたいか決まっていても、いなくても少しでも興味があることを挑戦し続けることでしか、自分が死ぬまでやりたいことを見つけることは出来ないのかもしれません。
「自分がやってみて自分に向かない分野やと思ったらあきらめてもええんや」たった一つだけ諦めたらあかんことがある「それは、自分や」自分には何か才能がある、自分にしか出来ない仕事がある、そのことに関してはあきらめたらあかん。見つかるまでそれを探し続けなあかん。自分自身に対してはあきらめたらあかん」
「自分にとって好きな作業を知ることが一番大切なんや」とガネーシャは言うのです。
■おわりに
「夢をかなえるゾウ」この本は、主人公の僕がガネーシャ(ゾウの姿をしたインドの神様)から与えられた課題を実践し成長する物語です。ユーモアあり、笑いあり、感動とそしてためになるお話しがぎっしり詰まっています。
◾ガネーシャの課題は、地味だけど誰にでもできる小さなことをコツコツと続けること。本の中には、まだまだたくさんの課題が紹介されています。
◾そして、喜んで取り組める自分のやりたいことを諦めずに続けること。
◾更にそれが誰かの幸せに繋がること。
◾どれだけ人を幸せにできるか、そのことにどれだけ喜びを見いだせるか。それこそが、たった一つの成功の秘訣だということ。
もし、あなた様が夢を叶えたい、やりたいことを見つけたい、成功したい、人生を変えたい思いがあるのなら、たくさんのヒントを与えてくれる素晴らしい一冊になると吾輩は思います。