自分の人生が辛く、苦しい…
いいことが何もない…
何をやってもうまくいかない…
こんな悩みがあると、毎日が虚しく、生きているのも辛く感じてしまうかもしれません。
誰からも認められない…
孤独で寂しい…
誰ともうまく付き合えない…
こんな苦しみから、どうやって抜け出せばいいのかわからない…
“辛い、苦しい”から抜け出す方法を考えてみましょう。
■人生が辛い…苦しみから抜け出す方法

まず、自分の小さな環境の中で周りの人とうまくいかなかったり、何か辛いことがあったとします。
あなた様が見ている世界は、その小さな環境にしかありません。
けれども、本当は世界はもっと広いんです。
小さな環境の外に目を向けてみれば、あなた様の心が癒される環境はきっとあると思います。
「辛い、苦しい」から抜け出すのに、とてもいい方法があります。
それは、あなた様が誰かを応援することです。
せっかくのチャンスですから、
誰かを心から応援してみてください。
その誰かは、誰でもいいですよ。
例えば…
・家族
・友人
・同僚
・世界の子供たち
・被災した人々
・見ず知らずのおじいちゃん
・町の小さなお店
では、どうやって応援しましょうか?
色々な応援の仕方があります。
・家族や友人の話を聞くことも応援するようなものです。
・世界の子供たちに寄付や募金をすることも応援です。
・貧しい地域の商品を買うことも応援です。
・被災地への寄付や募金をすることも応援です。
・見ず知らずのおじいちゃんとたまたま喫茶店で隣の席に座ったなら、ちょっとした雑談をするってのも、応援です。
・町の小さなお店を利用して、何かを食べたり、買ったりすることも応援です。
・ボランティアに参加して、誰かの役に立つことも応援です。
応援することで、あなた様は暖かい気持ちや清々しい気持ちをもらっています。
辛い気持ちや苦しい気持ちが抜けて、暖かい気持ちや清々しい気持ちがあなた様を癒してくれるんです。
誰かを応援することで、新しい出会いがあるとも思います。
誰かを応援し、喜んで貰えることがあなた様の励みになります。
吾輩たちは、誰かから応援されると嬉しくなります。
それは、誰もが“認められたい”という承認欲求を少なからず持っているからでしょうか。
でも実は…
応援できるということが
あなた様の心を温め、心を癒していく。
誰でもいい、
誰かを応援するだけで
あなた様の辛さや苦しみが優しさに変わるのかもしれませんにゃ🐈
■応援は布施になる?

ブッタの教えの一つに「布施」があります。
布施とは一体どんな行いなのでしょうか?
布施とは何か?
「役に立つ」というのは、生命を支えること、喜ばれることです。
生命は他から支えられないと、成り立ちません。生きるとは、あらゆるものに支えられていることです。それは、「布施されている」ということなのです。
だから、多量の布施を受けている私たちは、「他の役に立つ」という布施を行なわなければならないのです。
例えば、公園の空き缶を拾うとか、マナーを守るとか、そういうささいなことでも役に立つのです。
「役に立つ」とは
人は、何かしら他と関係を持って生きています。生きているということは関係性です。
その関係性の中で、何か「役に立つ」ことが大切です。
「役に立つ」といっても、けっして大それたことではありません。
お茶を入れてあげたり、ほほえんだり、ちゃんと挨拶をするとか、そういった小さなことなのです。
それによって、人の気持ちを穏やかにさせたり、気分良くさせることが
「役に立つ」ことです。
ブッタの教え一日一話 今を生きる366の智慧 アルボムッレ・スマナサーラ
PHP研究所より
本当の意味で布施は「役に立つ」ことだったんです。
誰かを心から応援することも、ひとつの布施になるのではないでしょうか?
■苦しみから抜け出す方法はたった一つ。他の人を喜ばせることだ。

苦しみから抜け出す方法はたった一つ。他の人を喜ばせることだ。「自分に何ができるか」を考え、実行すればいい。
神経症、不眠症で悩む患者が問いました。「どうすればこの苦しみから抜け出すことができるでしょうか?」アドラーは答えました。「他の人を喜ばせることです。『自分に何ができるだろうか?どうすれば他の人に喜んでもらえるだろうか?』と考え、それを行動に移すことです。そうすれば、悲しい思いや不眠はなくなり、すべてが解決するでしょう」
中略
相手を喜ばせ、感謝の言葉をもらうほど幸福感を感じることはありません。そうすれば社会の中に居場所を見つけることができ、共同体感覚は高まっていくでしょう。
また、小さな徳を積むことも有効です。例えば道に落ちている空き缶を拾って捨てる。お年寄りに座席を譲る。エレベーターで他の人に先を譲る。楽しい会話の席で自分ばかりがしゃべらずに、周囲の話に相づちを打つ役割にまわる、など。自分よりも相手を大切にすると、共同体感覚は高まります。そして、幸福へとまた一歩近づくのです。
小倉 広
ダイヤモンド社より
吾輩たちは、孤独であると同時に共存し、お互いを補い合い助け合いながら生きているのですにゃ🐈