「最低これだけあれば、自分は豊かだ」と感じるというのが豊かさの閾値ですが、あなたのラインはどこにあるでしょう?
豊かさを感じる最低ラインは、気がつかないうちにどんどん上がっていきます。そして、この閾値がやっかいなのは、一度上がると、簡単に下げられなくなることです。
車は外車じゃなくちゃイヤだ、服はスーパーでは買いたくない、レストランは…などと家族全員が言っていては、お金はいくらあっても足りなくなります。
定期的に、自然に上がってしまった閾値を下げる意識をしないと、いつまでたっても、あなたはお金に振り回されることになるでしょう。
お金と人生の真実 幸せと豊かさを手に入れるために
本田 健 著より
本当に大事なことにお金を使えば、人生は変わる。
お金の不安があると、考え込んでしまったり、お金の計算ばかりをしてしまうかもしれません。
お金がすべてではないけれど、やはりお金がないと生活もできない…。不安からストレスが増え、ストレス発散のために余計に無駄遣いをしてしまうことにもなりそうです。
少しでも、お金の不安を取り除いて、今も楽しむ生活にしたいですよね。
その為にできる、身近な方法を紹介します。
■お金の不安を無くす方法
■何が不安なのかを明確にする

お金の不安と一口に言っても、人それぞれに不安の要素は違います。
・自分は何に一番不安を感じているのか?
まずは不安要素をより明確にするために、書き出すことをおすすめします。
書き出すことで、具体策も浮かびやすくなるからです。
不安だ、不安だと思うばかりでは解決に向かわないばかりか、ストレスをため、心と身体に大きな負担になるからです。
■収支の流れを知る
自分のお金の流れをちゃんと把握することで、無駄な出費を抑えて、お金をより有意義なことに使えるようになるのではないでしょうか。
その為には、やはり書き出すことです。
・1ヵ月の全ての収支を書き出すこと。
・1年の全ての収支を書き出すこと。
・その中で見直す支出は何か?
・増やせる収入は何か?
具体的に書き出すことで、それを実行するためのステップになります。
■生活水準を下げる

お金の不安をなくしたいなら、生活水準を下げることも必要だと思います。
何でも我慢するというわけではありません。
まずは、固定費を見直すことです。
固定費とは、毎月一定額がかかる費用です。
固定費をできるだけ大胆に減らすことが出来れば、貯金はよりスムーズにできるようになるんです。
・住居費 (家賃、住宅ローンなど)
・保険費
・自動車
・通信費
・教育
固定費の見直しについては、
■貯金したいけど、できない人にオススメのお金を貯める方法!という記事でも紹介しています。
■断捨離をする
断捨離をすることがお金を貯めることにとても有効だと思います。
なぜ断捨離をすることがお金を貯めることになるのでしょうか?
断捨離と聞くと、ものを捨てることばかりに注目するかもしれませんが、実は自分自身と向き合うこと、特に自分のダメなところに向き合うことになるんです。
例えば、
・つい見栄を張って購入したもの。
・ストレス発散の為に購入したもの。
・ただ安いという理由から購入したもの。
・人の目を気にして購入したもの。
断捨離を進めることで、本当の自分が見えてきます。
見栄を張らないで、損得にとらわれず、人の目を気にしないで、自分の気持ちに正直に素直になったとき、手元に残したものは、長い付き合いになるはずです。
本当の意味で一生ものになるはずです。
断捨離をすることで
手に入れられるのは、
・見栄を張らない自分。
・損得勘定にとらわれない自分。
・人の目を気にしない自分。
・自分の心に素直になれる自分。
お金を無駄に使わなくても、満足できる自分になれるということです。
■衣類は、長く愛用できるものを少し持つ

ここしばらくは、ファストファッションにお世話になったという人も多いのではないでしょうか?
けれども、大量に作って大量に捨てる時代はそろそろ終わりにしなければならないとも思います。
地球に負担がかかりすぎているからです。
・5年、10年と着られるもの。
・定番を少しずつ揃える。
・自分のライフスタイルに合ったものを買う。
・愛着を持って着られる服を少しでも長く着る。
少しくらいボロくなっても、味が出ていい感じになりますよ。
何を着るかと迷わなくなることで、時間の節約にもなるでしょう。
洋服を買うお金が他のことに使えるようになったり、貯金することも簡単になります。
■本当に大事なことにお金を使う
仕事が忙しくてストレスが溜まっていたり、人間関係の悩みがあったり…。
将来が不安だと、そのストレスを解消するために、買い物依存症になってしまったり、アルコールやギャンブルなど様々な依存症になってしまうことがあります。
心が疲れているからです。
「自分にとって何が大切なことなのか?」がわからなければ、いくらお金を使っても、心が満足することは無く、むしろ虚しさや不満を持ち続けることになるように思います。
ストレス発散の為に使うお金も、ストレスを溜め込んでいる人には必要なお金なのかもしれませんね。
けれども、お金を使わなくてもそのストレスを軽減することができるなら、その方がもっと健全で、根本的にストレスから離れられるとも思います。
・ストレスの原因は何か?
・そのストレスを感じながらも、ストレスの中に止まらなければならないのはなぜか?
・他人に左右され、自分の心の声を蔑ろにしていないか?
・自分にとって本当に大切な生き方とは何か?
自分自身に向き合い、自問自答していくことが、最終的にはストレスから離れ、本当の意味で自分の人生を生きていくことができるのかもしれませんにゃ🐈
■生きたお金を使う

生きたお金とは、自分自身や家族、或いは見知らぬ人が幸せになるお金の使い方ことです。
新たに価値を生み出すお金の使い方も生き金と言いますよね。
例えば、
・家族で行く旅行の為に使う。
・自分の勉強の為に使う。
・困っている人の為に使う。
・お祝い事に使う。
・家族や自分が健康的で満足度が上がる食事の為に使う。
生きたお金を使うことで、自分や周りの人が幸せな気持ちになります。生きたお金を使うことで、罪悪感よりも満足感があるということですにゃ🐈
■自分でできることを増やし技術を磨く

自分でできることを増やすことが、お金の不安を取り除く手助けをしてくれると思います。
例えば
・野菜を育てる。
野菜をうまく育てることが出来れば、家計が助かる上に、育てる楽しみや新鮮で安全な食料を手にすることができるでしょう。
・料理をする。
料理をすることで、得られるメリットはたくさんあります。
・健康的な食事を楽しめる。
・メニューを考えたり、手順を考えるだけでも脳の活性化につながる。
・料理をすることで足腰を鍛えられる。
・外食よりもコストがかからない。
・パンを焼く。
・自分でクリーニングをする。
・掃除をする。
・服を縫う。
・家をリフォームする。
自分でできることが、多ければ多いほどコストダウンになりますし、たくさんやることができるので、あれこれと悩む時間はないかもしれませんにゃ🐈
■自分の生き方を決める

あなた様が心から望む生き方とは何でしょうか?
・自然の中でゆったり暮らしたい。
・何が何でも都会暮らしがいい。
・自分で作物を育て、自給自足の生活に憧れる。
・将来は海辺に住んで、釣り三昧で暮らしたい。
・家族との時間を優先させたい。
・何よりもお金を稼ぐことに専念したい。
・自分の好きなことを生かして、生計を立てたい。
・将来は小さくても店を構えたい。
自分の人生を満喫する為に、自分の本音と向き合い、自分の特性を知り、自分の価値観を知ることで、どんな生き方にしたいのかが見えてくると思います。
自分の生き方を決め、実行していくことで、お金の不安よりもワクワクした気持ちになってきますよね。
■お金に振り回されない3つの生き方
本田健氏は、お金と人生の真実という著書の中で、お金に振り回されない3つの生き方を提案しています。
一つ目の方法は、十分に資産を持ち、収入があること。つまり経済的自由を手に入れる生き方です。
二つ目の方法は、お金と感情的にうまく付き合い、質素に暮らすという生き方です。
三つ目の方法は、資本主義から離脱して、自給自足の生活を目指す生き方です。
どんな生き方が自分に向いているでしょうか?
吾輩は、これらをミックスした生き方もありかなと思っています。
経済的自由を目指しつつ、なるべく質素に暮らし、できる範囲で自給自足をする生活です。